【読書メモ】仕事をしたつもり
【評価】★★★☆☆
- プレゼンの資料は一枚
⇒ありものの資料はそのまま何十枚持っていってもよい - 1冊の良書を徹底的に読み込めばプロとも互角に渡り合える
- ケンカ読法:読者と著者の立場からイチャモンをつける
- 量の神話
- がんばろう日本は何をどうがんばるのか
- 中身より形にこだわるハコモノ志向
- 本当にそれだけをやっていたら成果が上がるのか
- 箱そのものではなく、中になにがあるか
- 目的・成果・手段の流れを考える
- 最終的な「目的」(売上、契約、商品化)⇒それにつながる中間的な「成果」⇒その成果を得るための「手段」
- 業界トップの真似をしてそれで仕事をしたつもり?
- 業界トップシェア企業が行った施策
- うまくて口うるさいラーメン屋、まずくて過剰サービスのラーメン屋
- 仕事の成果(料理の味)がすばらしければ多少のマイナス要素があってもトータルとしてお金を払う価値がある
- 逆に仕事の成果がダメなら、他に多少のプラス要素があっても、お金を払う価値はない
- 過剰サービスという仕事をしたつもり
- カスタマーハラスメント
- ちゃんとした商品・サービスを提供していれば自分がいなくなると相手も困る
- 仕事においては対等関係を作ることが重要であり、それ以上をもとめられたら拒否すればいい
- デキが悪いならデキをよくする方向に全力投球すべき
- 量の神話、ハコモノ志向、本末転倒、横並び意識、過剰サービス
- 安全策と奇策
- 本当にすべきなのは安全策でも奇策でもなく、「競合が少なく」「本来の目的に適った」行動
- 奇策を論理的に面取りしていくとそれは傑作になる
- いきなり大ヒットは無理なので、小さな予算をもらって、何度かトライ&エラーを行いながらいつか新境地を開けるように努力し続ける、という地道な行為を繰り返していかなければなりません
- こうしたトライ&エラーを通常業務と並行して行わなければならないため、仕事量は普通の人より何割か増えてしまう
- この間の失敗に関しては周囲から心無い言葉が寄せられる
- トライ&エラーの繰り返しの末に得た成功と、運よく得た成功。本当の素人には見分けがつかない
- 世阿弥の風姿花伝:上手は下衆に受けず、下手は上客に飽きられる
- 衆人愛敬:下衆を笑わせながら、上客に心を伝えるべき
- 関心演目:自己こそ最高の観客とすべし
- 本物を求める人は最終的に孤独にならざるを得ない
- 本物追求にはインセンティブが何もない
- 本物を求めた人たちは、勇気と知力、効率的な時間配分による余裕、最終的な成功を手に入れる可能性がある
- まず仕事をしたつもりを半分にする(ゼロにはできないから)
⇒無駄な仕事を無駄と気づかず、一生懸命行うこと - 残りの半分は仕事をしたふりをする
⇒無駄と気づいて手を抜き、周囲に対して「しているように」ポーズをとり、その実、さっさと仕事を終える⇒浮いた時間を半分は余暇に費やす
⇒残りの半分の時間を真剣に考えることに費やす - 新境地を目指して小さなトライ&エラーを積み重ねたり、その前提である構想や企画や情報収集に時間を充てる
⇒上司から新たな手法を問われたときもすぐ答えられるし、知見があるので後輩指導にも役立つ